Hong Kong Jewellery & Gem Fair September 2015

期間
2015/09/18〜2015/09/22
会場
香港コンベンション & エキシビションセンター
ブース
5-1
展示会情報

 2015年9月18日から22日の5日、Hong Kong Convention & Exhibition Centreにおいて開催されましたHONG KONG JEWELLERY & GEM FAIR Septemberに出展して参りました。

 9月になり、より一層世界の金融市場が不安定になっている様に思われます。 アメリカと中国で経済指標の発表が相次ぎ、中国の景気やアメリカの利上げ時期を巡り、投資家の心理が揺れ動いている為の様です。日経平均も連日上昇、下落の乱高下を繰り返しています。4日は、アメリカの雇用統計発表を前に買い持ち高の整理が進み、日経平均は390円安となり、7日においては1日の値幅が500円を越し、8日においても中国の8月の貿易統計が発表となり、輸出入の減少が明らかになり、中国景気の減速懸念が強まると日経平均は約7ヶ月の安値となりました。9日には、中国財務省が景気刺激の為の財政出動を示唆する表明を出すと、相場は一変、売り方の買い戻しが活発化し、日経平均の上げ幅は1300円を超えました。しかし、翌日の10日には大幅に反落し、下げ幅は800円となりました。その後も乱高下を繰り返しています。

 現在の世界経済はアメリカや中国の一挙手一投足に過敏に反応します。この2大経済大国の動向から目が離せない状況となっています。これらの要因は我々の業界にも大きく影響を及ぼし、10日には大幅な地金の下落を引き起こしました。 現在では、ダイヤモンド相場がかなり下落しています。ダイヤモンドに続き、地金、そして、現在は高値で安定している色石、パール等も下落する様な事にもなれば、我々の業界も混乱する事となりそうです。また、新興国国債のリスクも高まって来ています。資源輸出への依存、中国との経済的結び付き、対外債務の高さの3点を懸念されるフラジャイル6( ブラジル、コロンビア、マレーシア、インドネシア、トルコ、南アフリカ )は格下げリスクが高まっています。

 新興国の景気減速で、投資家は新興国国債の売却を進めており、9月上旬までの1ヶ月間に新興国の債券と株式の合計で300から400億ドルの資金が流出したようです。これにより、通過安で各国のインフレ率高止まりとなり、景気テコ入れの為に金融政策に頼る余地も限られてしまっています。日本おいても同様に、16日、日本国債がAA-からA+に1段階引き下げられました。日本実体経済は思わしくなくアベノミクスにより十分な経済成長につながっておらず、日本経済の回復は遅く、所得も上がっていないと判断された為の様です。

 その様な中、FRBは17日に開かれた米連邦公開市場委員会 ( FOMC ) において事実上のゼロ金利政策を維持し、利上げを見送りました。中国経済の失速懸念に端を発した世界同時株安の余波や、更らるドル高、原油安、中国経済の更なる減速が各国に及ぼす影響に加え、新興国各国の混乱を避ける為に先送りされた様です。しかし、一時先送りされただけで10月末の利上げの可能性もあり予断を許しません。この様な現状の中、今回の香港ジュエリーショーは開催されました。2日早くAWEで始まった素材、材料のショーでは、前年の50から60%の雰囲気との声が多く聞かれ、CECサイドにおいても、現在の世界的な経済の減速により、期待感はかなり低い状態でした。

 しかし、初日、オープンすると状況はかなり違うものとなりました。朝早くより、多くの来場者で賑わいを見せ、特に日本企業のブースにおいては人集りとなりました。現在はかなり景気が悪いと来場者の皆様は仰っていましたが、その様な状況下でも何とか乗り切る為、新たな商材を探されていました。例年よりもシビアに冷静に細かく、真剣に時間を掛けて選別されていた様です。在庫してお持ちの商材は新たに仕入れる事はされませんが、高額、定額帯に関わらず販売出来そうな商材は購入されていました。

 皆様の前向きな姿勢を拝見して、少し不安が薄れた気がしました。 今回、予想を逆に裏切る形となりましたが、実体は良くはありません。今後、皆様の更なる高い要望にお応え出来きる様に努力が必要だと痛感しました。今回、景気低迷、先行き不安の状況下にも関わらず多くの皆様にご来場頂きました。心より御礼申し上げます。有難うございました。