2012年8月28日より30日の3日間、東京ビッグサイトにおいて、JAPAN JEWELERY FAIR 2012が開催されました。
世界中の人々がロンドンオリンピックに熱狂し、ロンドンにおいては様々な特需を得るなど、ユーロ圏における経済状況も一服の様相を見せる最近であった様に思われました。しかし、新興国、特にインドではルピー安が深刻な問題となっており、政府の政策次第では更なるルピー安へと進むとさえ言われています。
インドルピー安は我々の業界にモロに影響し、特にダイヤモンドの価格に影響を見せる形となっております。今まで富裕層に支えられてきたビックサイズ、ハイクオリティの部分の価格の急落は顕著で、更なるインドルピー安の懸念から、価格も更に下がると予測するダイヤモンド業者の買い控えにより、業界のダイヤモンドの取引量はかなり低下している様に思われます。
この様な現状の中で開催されたジュエリーショーは、例年をかなり下回る来場数でスタートしました。
海外からはインドは言うまでもなく、中国のバイヤーの方も少なかった様に思われます。国内だけでなく、世界的な経済状況の厳しさを肌で感じた様な気がしました。
しかし、この様な状況でも買い気のある方は多くいらっしゃるもので、「海外では買えないが、日本でしか買えない物」を海外バイヤーの方々は熱心に探されており、また「日本で売れている物」の傾向を質問される方が多くいらっしゃいました。
また販売の傾向もこの通りで、数多くのご来場の皆様に次へのヒントを教えて頂きました。今後もこの様な皆様に様々なご提案をさせて頂ける様努力して参ります。
この度ご来場下さいました皆様、誠に有難うございました。心より御礼申し上げます。