2013年10月12日から15日の4日間、The Sands Expo and Convention Center , Marina Bay Sands , Singaporeにおいて、SINGAPORE JEWELLERY & GEM FAIR 2013が開催されました。
今回のジュエリーショーは、UBM主催のジュエリーショーとしてSingaporeで初めて開催されました。初回という事もあり開催前より注目度が高く、各国企業に割り当てられたブースは早々に全て埋まり、後からの出展希望企業は軒並みウェイティングとなっていた様です。
開催前の期待度が高かっただけに、ジュエリーショーが始まると各企業ともに違和感を感じられた様でした。以前よりのUBM主催のジュエリーショーはB to Bが殆どですが、今回のジュエリーショーはB to C の色がかなり濃いものとなっていました。出展企業の中でも薄利量販型の出展企業が多く、今回の展示会にはかなりギャップを感じられている様でした。しかし、今回の出展企業の出品商品は日本の展示会では目にする事のない様な逸品も多く、各企業ともに奮闘しそれなりの成果を上げられている企業が多かった様に感じられました。
今回お越し頂きました方々はHong Kongのジュエリーショーの方々とは異なり、Hong Kongでは中国の方々が中心ですが、SingaporeではASEAN諸国の方々が殆どでHong Kongとは異る商品を選ばれるあたりは非常に勉強になりました。こちらでは、小粒でもピリリと光るもの、またシンプルなデザインを好まれる様で、当社においてもルビーの1ct,2ctの製品を数多くお買い上げ頂きました。SingaporeでのニーズはASEAN全体と共通する部分が多い様で、今後の更なる研究が必要だと痛感しました。
次回のSingapore開催について様々な意見が出ている様ですが、現時点では認知度も低く未成熟なマーケットである様に感じられます。しかし、昨年と比べると街の印象は大きく異なります。昨年に無かった建物も多くあり、また建設中の大きな建物もあり、昨年とはSingaporeの街は大きく変ってきています。今後のこの国の潜在能力を感じずにはいれません。今後のチャイナプランワンマーケットとしてSingaporeをどの様に捉えて行くかが大切になって行くのでしょう。
今回小さな展示会にも関わらず、わざわざマレーシア、タイ等のASEAN諸国からお越し頂きました皆様、また会場で新たにお会い出来た皆様に心より御礼申し上げます。有難うございました。