第2回 国際宝飾展 秋 (秋のIJT)

期間
2014/10/01〜2014/10/03
会場
サンシャインシティコンベンションセンター(池袋)
ブース
25-17
展示会情報

  2014年10月1日から3日の3日間、池袋サンシャインにおきまして第2回 東京国際宝飾展 ( 秋のIJT )が開催されました。

 一週間前に開催された香港ジュエリーショーから一転、会場の空気感は重苦しいものとなっていた様に思われました。日本においては、景況感を示す業況判断指数は大企業製造業でプラス13と半年振りに改善が見られた様ですが、それ以外の景況感の回復は依然鈍く、増税後の日本の景気は更に悪くなっている様にすら感じられます。展示会が始まると以前の様な賑わいはなく、来場者の数も少ない様に感じられました。年末商戦に最適と位置ずけられた展示会でありましたが、来場者される方々からすれば、時期尚早であるとの意見が多かった様に思われます。今はまだ仕込みの時期ではなく、これだけ景気が悪いのであれば、今ではなく、年末商戦様の商材はもっとギリギリで良いとの事でした。

 また、海外のバイヤーの方々の来場も非常に少なかった様に思われます。その理由は一週間前に香港ジュエリーショーが開催された事があり、香港にお越し頂きました皆様は殆ど来場されなかった様です。いつもは多く来場される中国のバイヤーの方々も、10月1日の国慶節 ( 建国記念日) から始まる7日間の大型連休と重なり殆ど来場されていない様に思われました。この様な状況では、10月1日の6年1ヶ月振りの1ドル110円台の円安もあまり影響がなかった様です。

 マイナスの事柄ばかりを述べて参りましたが、全体的には確かに良くはなかったのですが、一部の方々は仕入れのチャンスと捉えられていた様に思われます。我々の業界は現在、深刻になりつつある程の商材不足であると思われます。その事を素早く感じ、今後少なくなるであろう商材を判断し、仕入れられる方々にとっては絶好のチャンスであった様です。その様な目の利くプロは以前にも増して多く仕入れをされていた様です。

 時代の変化が早いもので、今では我々の業界も月単位で変わっているのではない、かとも思われます。お越し頂きました皆様はこの様な状況下においても、前向きに変化を求めて真剣に次の一手を探されでおり、我々も多くの勉強をさせて頂きました。この度お越し下さいました皆様に心より御礼申し上げます。次回、またお会い出来ます事を楽しみにしております。有難うございました。