香港国際ジュエリーショー 2015

期間
2015/03/04〜2015/03/08
会場
香港コンベンション & エキシビションセンター
ブース
3C-F12
展示会情報

 2015年3月4日から8日の5日間、Hong Kong Convention & Exhibition Centreにおいて開催されましたHong Kong International Jewellery Show 2015 に出展して参りました。

 今年最初の香港でのジュエリーショー、今年の動向を判断する上で重要な今回のジュエリーショーは、今までとは大きく流れが変わる転換期を思わせる雰囲気となっているように思われました。中国マーケットが大きく変化している。一番印象に残ったのはこの一言に尽きると思われました。先月24日に中国の旧正月である春節を終えたばかりと言う事もあり、消費のムードは低い様に感じられました。大きなイベントを終えたばかりの様子見と言った雰囲気であった様に感じられました。

 しかし、中国経済が急速に低迷している最大の理由は、共産党の綱紀粛正いわゆる贅沢禁止令が大きく影響している様です。官費の無駄遣いや官官接待、贈答行為などを厳しく禁止し、汚職摘発に力を入れると言う政策で、官民関わらず贅沢行為が大きく制限されている様です。これにより、高額品全般の消費が大きく低迷して来ている様です。また、習近平政権は5日の政府活動報告の中で、腐敗分子を厳しく調査、処罰すると宣言し、更なる贅沢行為の取り締まりを強化し、反腐敗運動を徹底する方針を示しました。加え、以前よりお金の移動のチェックも厳しくなり、送金の限度額が以前よりも少なくなっている様です。これらの事は我々の業界にも大きく影響し、今回のジュエリーショーにおいて、中国人バイヤーの高額品の購入意欲は以前よりも少なかった様に思われました。

 しかし、高額な商品が全く売れないと言う訳でもなく、希少価値のある商材、クオリティーの高い商材の購入意欲は高かった様に思われました。アイテム別に見ると、以前に引き続きエメラルド製品の売れ行きは良かった様に思われました。しかし、エメラルドの価格が高騰しており、今後どこまで高くなるのかを懸念される声が多く聞かれました。

 ただ、他の国のバイヤーの方々は購入意欲が旺盛で、今回は特にアメリカのバイヤーの方々が目立っていました。現在のアメリカ経済は緩やかに回復してきており、雇用や失業率の改善も急速に回復し、原油安の恩恵で個人消費にも弾みが付いて来ている様です。また、世界の投資マネーがアメリカに集まり始めています。現在のアメリカの株価や為替の動きを見ても明らかで、6日のニューヨーク外国為替市場ではドルが買われ、1ドル121円台と3カ月振りの円安水準となりました。これらを背景に消費は堅調で、宝飾品なども売れ始めている様です。台湾やASEAN諸国のバイヤーの方々も勢いがあった様に思われました。今までの香港ジュエリーショーは中国の方々が中心で、その売上も殆どが中国の方々であったと言っても過言ではありません。

 今後、香港をハブとしたマーケットがどの様に変化して行くのか、この過渡期をどう捉え、今後の対応が急務であると痛切に感じた今回のジュエリーショーであった様に思われました。その様な中、今回お越し頂きました皆様には心より御礼申し上げます。次回、更なる変化を皆様にご覧頂ける様、当社と致しましても努力して参ります。次回、香港ジュエリーショーにおきましても皆様にお会い出来ます事を楽しみにしております。今回お越し頂きました皆様、誠に有難うございました。