ジャパンジュエリーフェア
ジャパンジュエリーフェア
会期: 2016年9月01日(木)~2016年9月03日(土)
会場: 東京ビッグサイト
ブース: G-02

 2016年9月1日より3日の3日間、東京ビックサイトにおいて開催されましたJAPAN JEWELLERY FAIR 2016に出展して参りました。
 我々の業界の景色が激変している。イギリスにおいて6月23日に行われた国民投票の結果、イギリスが欧州連合( EU ) を離脱する事が決定して以来、急激に景気が減速しています。特に問題となっているのはヨーロッパ全体の金融リスクの高まりによる円高です。世界のリスクが高まると円が

買われる。これは、サブプライムローン問題の時から一貫している為替の動きであり、円が安全な通貨として世界中で認識されている事の裏返しでもあります。日本は23年連続で世界一の純資産国であり、世界に最も多くのお金を貸し出している国である為です。その為、世界に貸し出していた国内資金の巻き戻しと海外からの日本へのリスクヘッジの動きが強まり、そこに投機性の取引が加わる事で急激な円高となりました。円高は為替効果により、企業業績に悪影響を与え、株価を下

落させます。デフレや実態経済の悪化の要因にもなり、決して望ましい事ではないと思われます。今回の円高はヨーロッパ全体の金融リスクの高まりが円高を主導した事が大部分ではありますが、ユーロ圏の雄であるドイツ銀行の信用不安も更なる円高のリスクとなり得るやもしれません。ドイツ銀行は現在、悪循環に陥り、ハイレバレッジのリスク資産を多く抱え、資本不足による体質悪化に陥っており、IMFより世界の大手銀行の中で、システミックリスクに影響する度合が最も大きいと警

告されています。システミックリスクとは連鎖破綻の事を指し、ドイツ銀行はユーロ圏内にある他国の銀行との間で株式や債券を持ち合っている為、ドイツ銀行が不健全化すれば負の影響が世界中に波及するやもしれません。
 これらの影響を受けた円高は我々の業界にまで影響を及ぼしています。特に顕著に見られるのが商材の価格の下落です。世界的な景気低迷も加わり、日を追う毎に下落している様に思われます。円高による貿易相場の下落に加え、販売

不信よる資金繰りの為、または企業倒産の為にマーケットに放出される商材による相場の下落が目立ちます。しかもこの事は、先週より今週と繰り返し毎週の様にジリジリと下落し、どうせもっと下がるだろうと言う見解から、実際の相場よりも下の相場で取引されるケースも見られます。特にダイヤモンドのルースの相場の下落は激しく、グレードの良いダイヤモンド、ビックサイズのダイヤモンド、いわゆる高額単価のダイヤモンド相場の下落率は近年ない程の下落率となっています。

 また、ここ数年急激に拡大してきたリサイクルショップの買取事業が苦戦している様です。ユーザーより不用になった貴金属等を買い取り、二次流通オークション等で販売し利益を上げていたのですが、現在の景気動向により二次流通オークション相場の方が下がってしまい、ユーザーからの買取相場より下の相場で取引されている事もしばしばです。こうなると、更に下の相場で買い取らないと利益がでない為、下げた相場で買い取ろうとするとなかなか買い取りは成立しない様です。

買取相場が安いと売上が落ちたり、お客様が他店に流れ、買取相場が高いとモノは集まりますが利益がでないと言う悪循環に陥っている様です。リサイクルショップの小売の現場の販売動向をみても販売が激減している様です。今まで訪日外国人観光客で販売が好調であったものが、訪日外国人観光客の動向も変化しており、宝飾品をはじめとする高額品の売上げが激減しており、医薬品や雑貨などの低額品の売上げに移行している為の様です。現在のデフレや実態経済の悪さは

深刻です。我々の業界においても企業倒産が見え始めて来ました。今後は更に悪くなるであろうとの声も聞かれます。
 この様な状況下での開催となった今回のジュエリーショーはと言えば、やはり現在の景況感を色濃く表すものとなりました。初日より来場者は少なく、初日に中国を中心とした海外バイヤーの賑わいも余りない様に思われました。中国人バイヤーの数は激減し、例年の3分の1以下の雰囲気でした。且つ、海外バイヤーの購買意欲は激減して

おり、余程珍しい商材やお値打ちな商材でないと購入されず、なかなかその様な商材は無い為、仕入れ金額は少なかった様です。国内の日本の来場者もかなり少なく、ジュエリーショー開催期間の3日間はかなり閑散とした印象を受けました。実態経済は世界中でかなり悪く、販売不信により仕入れが出来ず、取引量の減少から商材価格の下落が起こりデフレに向う悪循環に陥っています。今回のジュエリーショーの雰囲気が今後の業界にどの様な影響を与えるのか不安視されます。

 しかし、 現在の状況をポジティブに捉え、今後の変化に柔軟に対応する事が重要と考えます。今後更に経済状況が悪化し商材相場が下がる様な事になれば、当社としましては現在よりも多くの商材を下がり相場で集め、皆様によりお値打ちな相場で多くの商材をご紹介出来ればと考えております。現在は世界中がカオス化しています。その様な中でも皆様と共に存続、成長していければと考えております。

 本当に悪い経済状況の中、今回お越し頂いた皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

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